一人旅ととげささる

今日わたしは早朝に仕事があったので二人が起きる前に出かけて1時間半ほど仕事をしてきました。今朝はとても寒くて3月とは思えなかったです。そのあと家に帰ってきてみると二人は起きていて元気そうにしていました。今日は午前中、新しい家の部屋を確認に行きました。お兄ちゃんも妹ちゃんも壁にどんな傷があるとか、たくさん真剣に探してくれてテープを貼るお手伝いをしてくれました。
午後からはお兄ちゃんは今日も特急列車に乗りに行くと言うので、近くのバス停まで送っていきました。バスで駅まで行って、そのあとは各駅停車や特急を乗り継いで県北の駅まで行って、そこから狙いの列車に乗って帰ってくるとのことでした。今日は列車が遅れることもなく、最初に計画していたように乗って帰ってくることができたようです。帰ってきてから、今日行ってきたときのことやどんな電車を見たか、そしてどんな列車に乗ったかをいつもにも増して饒舌に語ってくれました。お兄ちゃんは一人で特急列車に乗ってくることができてうれしかったのだと思います。
わたしは疲れ果てていて家で昼寝をしていましたが、その間にお兄ちゃんは帰ってきていたようでした。夜になり帰ってきた妹ちゃんが、左足にとげが刺さっていると言って痛いと言い出しました。妹ちゃんは“こわぃ、こわぃ”としきりに言っていましたが、自分の身体のことなので、もう少し冷静になってほしいと思いました。しきりに大丈夫かと思っていたようですが、身体はけがをした瞬間から元に戻ろうとする力が働くので、お母さんから授けてもらったその力をもう少し信じてほしいと思いました。もし明日の朝痛かったら一緒にお医者さんに行くことにしましたが、お布団に入ると妹ちゃんはすぐに眠りだしていました。今日妹ちゃんに、“最近はパパ、ママと言わずにとぅさん、かぁさんと言うのはなぜ?”と聞いてみると、パパやママは小さい子どもが使う言葉だからと答えてくれました。